「イギリス人の心のふるさと」と呼ばれてきたコッツウォルズ地方――その中でも“宝石”と呼ばれる、とびきり美しい村の風景と暮らしぶりを情緒あふれる映像とともに紹介する。
世界中の人々が憧れるというイギリス、コッツウォルズ地方。
「イギリス人の心のふるさと」と言われてきた。
その中でも“宝石”と呼ばれ、はちみつ色のプライムストーンの家々が並ぶチッピング・カムデン村。
この村の人々は庭と深くかかわり生きてきた。
女性三代にわたって守られてきたキフツゲートガーデンは、村のはずれの高台にあり
東京ドーム半分ほどの広さがある。銀細工師の庭は、中世から自給自足の生活を支えている。
互いに助け合って築いてきたチッピング・カムデン村の美しい風景と暮らしぶりを、
情緒あふれる映像とともに紹介する。
●女三代の庭 Kiftsgate Court Gardens
ロンドンから西へおよそ200キロ
88年前、一人の女性がこの地に庭をつくり始めた。
現在、その庭は孫娘に受け継がれている。
●春 Spring
子羊が次々と誕生しプラムの白い花が満開になるころ、チッピング・カムデンの一年が始まる
●夏 Summer
草原に色とりどりの花々が咲きほこり一年で一番賑わう季節。芽吹きの精霊に感謝し豊穣を祈る祭を境に本格的な夏が訪れる。
●秋 Autumn
カエデやブナの葉が赤や黄色に色づき、やさしい秋の陽射しに映えて静かに咲く花が多い頃、村は収穫祭に沸く。
●そして未来へ Closing Chapter
土の入れ替えや球根の植え込み、庭で使う肥料はすべて自家製で次の春への準備も怠らない。そして、受け継がれた風景を次の世代に残すために…。