世界の子供たちは、一体どんな一日を過ごしているのでしょうか?
同じ小学生といっても、その暮らしぶりは実に様々です。
何を食べ、どんな学校に通い、家族とはどんな時間を過ごしているのでしょうか?
そんな子供たちの日常生活を見ていくと、それぞれの国の社会や国民性、更に世界の今が浮かび上がってきます。
番組では、毎回地域や環境の違う10歳前後の子供を主人公として、朝起きるところから夜寝るまで、その1日を追っています。生活のディテールにこだわり、子供達の日常の中での小さな発見を大切にしました。
これまで、子供を主人公とした番組の多くは、何かの才能に秀でた子であるとか、特殊な環境にいる子など突出した事情を持った子供に焦点を当てたものでした。しかしこの番組では、一見どこにでもいそうな普通の子供たちを主人公としました。世界に住む、ごく普通の子供たちの日常生活の中には、意外なほど発見が多く、それが、私たちにメッセージしてくれることは大きいと考えたからです。
世界の子供たちは朝、誰に、どのように起こされるのか?そこには、親の愛情やしつけに対する意識が垣間見えます。学校で習う事も、住む地域や環境によって違うこともあれば、同じ算数でも、まるでスポーツのように計算の勝ち抜き戦をしたり、図形の替え歌を作ったりするところもあり、先生たちの知恵や工夫を感じます。遊びや友達関係、趣味や宝物などからも、お国柄の違いや、一方ではどこも変わらぬ子供の無邪気さが伝わってきます。夕食の準備や食卓での会話から感じられる親子関係は、また私たちに多くの示唆を与えてくれます。
子供たちの日常の中のディテールに触れる事は、世界の様々な地域や文化への理解を深めるだけではなく、子供という存在のかけがえのなさや、家族の大切さを私たちに教えてくれるのです。そして、国や暮らしぶりは違っても、どの子供たちの目も生き生きと輝いています。
日本でも近年、子供を取り巻く状況は大きく変わりつつあります。
学級崩壊、不登校、低年齢化する凶悪犯罪…。
『地球に暮らす子どもたち』は、普通の子供たちの何気ない日常生活を通して、
そんな諸問題の解決のヒントも与えてくれる番組です。

